舞茸のお味噌汁がなぜか黒い色に!?その理由と美味しい作り方を解説!

舞茸

ヘルシーで健康的、どんな料理にも合う秋の味覚、きのこ。

シャキシャキとした歯応え、深い旨みと香りが特徴的な舞茸もまた、炒め物、煮物など様々な料理に使われますよね。

特にお味噌汁に入れると、その風味が汁にまで広がります。

ただ、舞茸を入れたお味噌汁が黒くなってしまった!という経験がある方も多いのではないでしょうか。

実はこの黒さの正体は、舞茸に含まれる、あの、体に嬉しい栄養素が溶け出したものだったんです!

この記事では、

  • 舞茸のお味噌汁が黒くなる理由
  • 舞茸の嬉しい栄養素
  • 舞茸のお味噌汁をより美味しく作る方法

について解説していきます!

 

舞茸のお味噌汁が黒くなるのはなぜ?

カゴに入った舞茸

お味噌汁を作ろうと舞茸を鍋に入れたところ、煮汁が黒くなってしまった!

見た目にも良くないし、そもそも食べても大丈夫なの?と、心配になってしまいますよね。

実はこの黒い汁の原因は、舞茸に含まれるポリフェノールが溶け出したものだったんです。

舞茸の栄養素には水溶性のものが多く、水で洗っただけでもその栄養が流れ出てしまうことがあります。

つまり、舞茸のお味噌汁が黒い色になってしまうのは、舞茸の栄養と旨みがしっかり含まれている証拠なのです!

舞茸の栄養と旨みを余すところなくしっかり摂取できるお味噌汁は、舞茸のとってもおすすめの料理方法なのです!

 

舞茸に含まれる栄養素とは

舞茸の栄養素が、お味噌汁を黒くする原因だということはわかりました。

では、舞茸に、ポリフェノールのほかにどんな栄養が含まれているのか、気になりませんか?

思った以上に、たくさんの栄養素が含まれていることに、きっと驚きますよ!

ビタミンD

骨の健康に重要で、カルシウムの吸収を助けてくれます。

食物繊維

腸の健康を促進し、便秘の予防に役立ったり、血糖値の急激な上昇を抑制してくれます。

ミネラル

舞茸にはカリウムやリン、銅、亜鉛、などのミネラルが含まれています。これらのミネラルは健康を維持するために必要な栄養素です。

ビタミンB群

エネルギー生産や細胞の成長、神経機能の維持などの不可欠です。

アミノ酸

アスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸が含まれていて、体内のタンパク質合成や脳の健康に役立ちます。

 

舞茸は低カロリーで栄養価が高いので、バランスの取れた食事に積極的に取り入れたい食材ですね!

 

舞茸のお味噌汁を黒くしない方法

栄養たっぷりの舞茸…。

でもやっぱり黒いお味噌汁はちょっと気になるなぁ…。

 

なんて思う方に、ちょっとした方法をお伝えします!

白舞茸を使う

実は白舞茸というものが存在します!

うちの家の近く(まぁまぁな田舎です…。)のスーパーで見たところ、並んでいました!

白い舞茸も、栄養はほぼ変わらず、お味噌汁も黒くなりません。

これは使ってみる価値ありですね。

 

色の濃いお味噌を使う

もしくは、赤味噌のような、ちょっと色の濃いめのお味噌を使ってみましょう。

お味噌自体の色が濃いので、お汁が黒いのがそんなに気になりません。

白味噌はまろやかな甘さが特徴なのに比べ、赤味噌はコクと旨みがあり、奥深い味わいが特徴です。

舞茸の旨みに、赤味噌の奥深い味わいがプラスされることで、ちょっとした特別感のあるお味噌汁になること間違いなしです!

 

舞茸のお味噌汁をより美味しく作る方法

舞茸のお味噌汁

舞茸は水で洗わない

先に、舞茸の栄養素には水溶性のものが多いとご説明しました。

舞茸を水洗いすると栄養素が水で流されるだけでなく、旨みまで逃げてしまいます。

汚れが気になる時は、ペーパータオルを軽く濡らして拭き取るようにしましょう。

舞茸は手でさく

石づきがある場合は包丁を使用しますが、あとは食べやすい大きさに手でさくのがポイントです。

手でさくことで、断面の表面積が増え、より味が染み込みやすくなります。

お味噌汁だけでなく、他の舞茸料理の時にも、ぜひ手でさくようにしてみてくださいね。

舞茸は水から煮る

お味噌汁を作る時、舞茸をどのタイミングでお鍋に入れていますか?

水から?それとも沸騰してから??お味噌を溶く直前???

実は、水からが正解!なんです!!

きのこはおよそ60〜70℃くらいの温度の時に旨みがしっかり抽出されます。

水からお鍋に入れて、ゆっくり旨みを出すことで、より美味しいお味噌汁になります!

 

舞茸のお味噌汁に合う具材・つけ合わせレシピ

舞茸のお味噌汁に合う具材:①油揚げ+長ネギ

お味噌汁の鉄板具材、油揚げ。

じゅわっと滲み出る旨みがたまりません。

それに、強い殺菌作用があり、風邪予防や血液サラサラ効果に優れた長ネギを加えれば、栄養もバッチリ!

舞茸のお味噌汁に合う具材:②豚肉

最初にごま油で豚肉を炒めてから作った舞茸のお味噌汁は、ごま油の風味と、炒めた香ばしさが加わって主役級のお味噌汁になります。

また、舞茸に含まれるビタミンDは脂溶性なので、豚肉と一緒に摂ると、より吸収率を高めてくれます。

舞茸のお味噌汁に合うつけ合わせレシピ:①舞茸の唐揚げ

  1. 同量の醤油、みりん、酒を合わせたものに舞茸を絡ませ、下味をつける
  2. 片栗粉をつけ、180℃の油でカリッと揚げる
  3. お好みでレモンを添える

お味噌汁の舞茸とは違う、カリッとした食感がたまりません!

舞茸のお味噌汁に合うつけ合わせレシピ:②舞茸入り麻婆豆腐

  1. 舞茸をお好みの量、みじん切りにする
  2. 挽肉を炒め、色が変わったら舞茸を入れて更に炒める
  3. あとは通常の麻婆豆腐と同じ作り方で作る

いつもの麻婆豆腐に旨みが加わり、ランクアップしたおいしさです!

 

まとめ:舞茸のお味噌汁が黒い原因は栄養たっぷりの旨み成分でした

すみっこの舞茸

舞茸のお味噌汁が黒くなってしまう原因は、舞茸に含まれる栄養や旨みが汁に溶け出したものでした。

舞茸には水溶性の栄養素が多く含まれているため、お味噌汁は汁ごとその栄養を摂取できる、とても効率的な食べ方です。

ただ、黒い汁がどうしても気になる方は、お近くのスーパーなどで、白舞茸もぜひ探してみてくださいね。

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